考えすぎて眠れない夜の対処法|頭の中を静める習慣

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📋 目次
- 眠れないのは、頭が「終わっていない」と思っているから
- 頭の中を静める、3つの習慣
- 私も、夜が怖かった時期がありました
- まとめ|今日の夜から試せること
- よくある質問
- ここまで読んでくださったあなたへ
布団に入った。
電気も消した。あとは眠るだけ。
なのに、そこから頭が動き出す。
明日の段取り。
昼間に言われた、あの一言。
何年も前の、思い出したくない場面。
「早く寝なきゃ」と思うほど、目が冴えていく。
時計を見ると、もう1時を回っている。
そんな夜を、過ごしていませんか。
この記事では、考えすぎて眠れない夜に、頭の中を静めるための習慣をお伝えします。
眠ろうと努力する話ではありません。
むしろ、その反対の話です。
眠れないのは、頭が「終わっていない」と思っているから
先に結論をお伝えします。
夜になって考えごとが止まらないのは、あなたの頭が、その日をまだ終わらせていないからです。
昼のあいだ、私たちの頭はずっと働いています。
やることに追われ、人に気をつかい、次の予定を考えている。
ところが夜、布団に入ると、まわりが急に静かになります。
気をそらすものが何もなくなる。
そこではじめて、日中ずっと後回しにしてきた考えごとが、順番に手を挙げはじめるのです。
まるで頭が「私の話、まだ聞いてもらってませんけど」と言っているみたいに。
こうたろう夜になると考えごとが増えるのではなく、昼のあいだ隠れていたものが、静かになって見えてきただけなんですね。だから「考えないようにする」と、かえって眠れない
ここが、いちばんの落とし穴です。
「考えちゃダメだ」と思うと、頭はその考えごとをもう一度きちんと確認しにいきます。
白いクマを想像しないでください、と言われた瞬間に、白いクマが浮かんでしまう。
あれと同じことが、夜の布団の中で起きています。
私たちに必要なのは、考えを消すことではありません。
考えを、置く場所をつくることです。
頭の中を静める、3つの習慣
一つ目は、布団に入る前の3分です。
紙とペンを用意して、頭に浮かんでいることを、思いつくままに書き出します。
- 明日やること
- 気になっていること
- もやもやしている出来事
整理しなくて構いません。
きれいに書く必要も、まったくありません。箇条書きでも、単語だけでも大丈夫です。
大事なのは、紙に置いてしまうことです。
頭の中だけで抱えていると、忘れないように、頭がずっとくり返し再生してくれます。
親切心なのですが、こちらとしては眠れません。
紙に書いてあれば、頭は「これはもう外にある」と判断して、少しだけ手を離してくれます。
こうたろう私も枕元にメモ帳を置いています。書いた翌朝に読み返すと、たいしたことは書いていないんですよ。それがまた、いいんです。二つ目は、布団の中でできることです。
やり方は、とてもかんたんです。
- 仰向けでも横向きでも、楽な姿勢で
- 口から、ゆっくり長く息を吐く
- 吐きながら、背中が布団に沈む感じをなんとなく感じる
- 吸うのは、自然に任せる
- これを、10回ほど
コツは、息よりも「体の重さ」に注目することです。
考えごとが浮かびやすいのは、意識が頭のあたりにいるときです。
背中やお尻、かかとの重さに注意を向けると、意識が頭から下りてきます。
私たちの体には、アクセルとブレーキのような切り替えのしくみがあります(自律神経と呼ばれるものです)。
長く息を吐いているとき、体はブレーキのほうへ傾きやすいと言われています。
途中で考えごとが浮かんでも、まったく問題ありません。
「あ、また来たな」と気づいて、また背中の重さに戻る。それだけです。
そして三つ目。これがいちばん効くかもしれません。
今夜は眠れなくてもいい、と先に決めてしまうことです。
眠れない夜がつらいのは、眠れないこと自体よりも、
「このままだと明日がしんどい」
「早く寝ないと」
という焦りのほうだったりします。
焦りは体を緊張させます。緊張した体は、眠りません。
眠ろうと頑張るほど眠れなくなるのは、そのためです。
だから、こうつぶやいてみてください。
「今日は、横になっているだけでいい」
不思議なもので、眠ることをあきらめたときほど、いつの間にか眠っています。
こうたろう「眠らなきゃ」と力を入れていた頃より、「まあいいか」と手放したほうが、結果的によく眠れるようになりました。
私も、夜が怖かった時期がありました
デザイナーとして働いていた頃の話です。
夜になるのが、いやでした。
布団に入ると、昼間に言われた一言が、そのままの声で再生される。
自分の返し方がまずかったのだと、何度も検証しはじめる。
そのうち、何年も前の失敗まで出てきて、朝までぐるぐるしていました。
当時の私は、眠るためにいろいろ試しました。
早く布団に入る。運動する。飲み物を変える。
でも、いちばん変わったのは、方法ではありませんでした。
「眠れないなら、眠れないままでいよう」と思えた夜からです。
その夜も、やっぱり考えごとは浮かびました。
けれど、それを追いかけるのをやめて、ただ息を吐いて、布団の重さを感じていました。
眠れたかどうかは、正直おぼえていません。
ただ、翌朝の気分が、それまでの朝と少し違ったことだけは覚えています。
まとめ|今日の夜から試せること
考えすぎて眠れないのは、あなたの意志が弱いからではありません。
昼のあいだ後回しにしてきた考えごとが、静かな時間に顔を出しているだけです。
- 寝る前3分、頭の中を紙に出しておく(整理しなくてOK)
- 息を吐きながら、体の重さを感じる(意識を頭から下ろす)
- 「眠らなくてもいい」と先に決めてしまう(焦りが、いちばん眠りを遠ざけます)
3つ全部やろうとしなくて大丈夫です。
今夜は、いちばんできそうなものを1つだけ。
なお、眠れない日が何週間も続いていたり、日中の生活に支障が出ていたり、気持ちの落ち込みが強い状態が長く続いている場合は、ひとりで抱え込まずに、一度お医者さんや相談窓口に話してみてください。体からのサインであることもあります。
よくある質問
途中で目が覚めて、そこから眠れません
50代・60代では、めずらしいことではありません。
そこで時計を見るのを、まずやめてみてください。「あと3時間しかない」と計算しはじめると、そこから焦りのスイッチが入ってしまいます。
目が覚めたら、また息を吐いて、体の重さを感じる。それだけで大丈夫です。
Q:スマホを見てしまいます
A:見てしまう夜もあります。それを責めなくて大丈夫です。
ただ、できれば布団から手の届かない場所に置いてみてください。
意志の力でがまんするより、届かないところに置くほうが、
ずっとかんたんです。
Q:書き出すと、かえって思い出して眠れなくなりませんか
A:そう感じる方もいます。その場合は、布団に入る前に書いてみてください。
布団の中で書くと、頭が働くモードのまま横になることになります。
歯みがきの前など、寝る支度の一部にしてしまうと落ち着きます。
Q:どれくらいで効果が出ますか
A:これは、本当に人によります。
その日から寝つきが変わる方もいれば、何週間かかけてゆっくり変わっていく方もいます。
「効いているかどうか」を毎晩確かめようとすると、それがまた新しい考えごとになってしまうので、しばらくは測らずに続けてみてください。
ここまで読んでくださったあなたへ
眠れない夜というのは、静かで、そして少し心細いものですよね。
そんな夜をひとりで越えてきた方に、私はこう伝えたいのです。
眠れないあなたが、悪いわけではありません。
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Written by こうたろう|マインドフルネスセラピスト・瞑想インストラクター
今夜が、少しでも穏やかな夜になりますように。



